片付けられなさについて

私は部屋も鞄の中身も汚い。自分ではそこまで汚いつもりはないけど、人から見るととにかく物が多くて散らかっていて汚いらしい。

この「自分ではそこまで汚いつもりはないけど」っていうところが最大の問題で、地域で問題になるレベルのゴミ屋敷を生み出す人と同じメンタルなんだと思う。私の場合は生ゴミとか食べ終わったお菓子の袋とかはすぐ捨てるから、悪臭と虫からは逃れられてるだけで、普通の感覚の人が見たらたぶん地獄のように散らかっている。

断捨離の誓いを立てて捨てようとしたことがあるけど、捨てられるのはせいぜい開封済みのパッケージのなんか透明なやつとか、資源ゴミとか、ゴミ箱に捨てるには大きくて捨てそびれてたものぐらいで大して捨てられない。引っ越しのときはさすがに大量のゴミを出せたけど、あれは単に大量の捨てそびれゴミが放置されていただけで、断捨離ができたわけではなかったと思う。

 

断捨離してみると確かに捨てて後悔するものはほとんどないんだけど、一個だけ、母から受け継いだキルトのカバーを捨てたような気がして(部屋のどこかに埋もれているかもしれないが)、それはめっちゃ後悔した。確かに綿が出たりとかしてボロボロだったし、受け継いだとはいっても単に母が一人暮らしのときに使っていたものがたまたま残っていて私にまわってきただけで、そんな大層なものではないんだけど、自分の手元にないことに気付いた時は泣きそうになった。

私の「片付けられなさ」というより「捨てられなさ」というのは、こういうところに問題の根元がある。要するに特定の物への執着と愛着が強い。

 

特定のものとはいってもいろいろだけど、主に人からもらったものが多い。一番多いのは箱と紙袋。包装紙は最近やっと捨てられるようになったけど、リボンはまだちょっと抵抗がある。

そのときは思い切って捨てることができても、その後の後悔たるや身を裂かれる思いだから、できるだけ捨てずにきれいにしまっておきたい。ただ問題なのはそんなに広いお家には住めないから収納には限界があり、さすがに箱の使い途もなくなってくる。ここでまた収納しきれないほど人にもらったものがあるということに気付いて更に捨てられなくなっていく……

今かなりどうすればいいのかわからないところまで来ている。誰か助けて。

 

心を病むほどではないけど、私もそれなりに片付けないといけないとは思っている。片付けよう! ってモチベーションが上がる日もあるんだけど、大抵大して不要物を処分できないまま終わり、そんなには片付かない。

最近気付いたのは、かわいいものをもらったり買ったり、調子のいい日にはお店に行っただけでも片付けモチベーションが上がるということ。まあこれにも落とし穴があって、家に帰るまでの間に疲れてモチベーション下がって終了してしまうことがほとんどである。「かわいい! 素敵! これに見合う部屋にしよう片付けよう!」と思ったら30秒くらいで家に入らないとモチベーション下がって終了する。

だからほんと、誰か助けて~