NHKドラマ「かたりべさん」感想

 

※2014年8月5日に書いた記事を転載

 

はじめに。この記事は、被爆者の方を侮辱したり原爆投下を肯定する意図のものではないということを申し上げておきます。


いつものように個人の感想です。

資料館の職員のセリフ、演出がほんとにひどくて、唐突なベッドシーンなんてどうでもいいぐらい。ドラマだからだって信じたいけど、まさか本当にあんな失礼な感じで語り部さんのお願いしてるんじゃないよね?
想像を超える体験ではあるけども、それが誰にとってもつらい記憶だっていうことは容易に想像できるし、ましてや資料館(付属施設になるのかもしれませんが)職員だし、
これは私も今までちゃんと考えたことがなかったけど、記録の絵の依頼とか、語り部さんとか、全部ろくなカウンセリングなしでやっているのかな?
そうだとすると、悪い意味で歴史史料としてしか見ていない感じがするし、ちゃんとサポートしてるとすれば、資料館側に悪いイメージつくと思うし、どっちにしたって良いことないと思うんですけど……
荒木さんに対しての「一緒に資料館見ませんか?」というセリフには目眩がした。
私だって当事者ではないので偉そうな批判はできませんけど。

進学で県外に出てから、他県の人はマジで原爆の日がいつなのか知らなかったりする、と知ってから、広島・長崎で育った人とそうじゃない人で、戦争や原爆に対する認識に大きな違いがある、ということは前から気になっていました。(広島の教育うんぬんって話を置いといても)
私は小学校の社会見学で資料館に行って以来、怖くて二度と行けません、という話をしたときに、「それとちゃんと向き合えてまた見に行けるようになるといいね~」と言われてうるせえ黙れと思った経験があります。
ツイッターで感想を検索すると、「ちゃんと考えなきゃ」みたいなのいっぱい出

るので、大丈夫だとは思うんですけど、辛い思いをしたのは大昔の人ではなくて、目の前にいるおじいちゃんおばあちゃんなんだよってことを覚えておかないと、戦争体験を伝承する意味は薄れて行ってしまうんじゃないかなあ。
そこらへんを考えさせる意図であんな脚本だったんならすごいわ……

でも、最後の「荒木さんの戦争は、ずっと続いていたんです」っていうの、よく聞く表現ではあるんだけど、戦争の悲惨さを語る上では欠かせない言葉だなあと思いました。

 

 

ヒロシマから問う―平和記念資料館の「対話ノート」

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