結婚式を振り返り

なんか普通の結婚式と違う感じでおもしろかった、楽しかった、という私としては最高の誉め言葉をいただいた結婚式でした。

 

やってよかったこと

  • 親へのウェイトドール贈呈

これは夫の提案でしたが、私は最初は否定派でした。渡したところで絶対邪魔になると思ったので……

ウェイトドール(ウェイトベア)って注文するとめちゃくちゃ高いので、私はフリーのテディベア型紙をダウンロードしてプリントアウトして、さらに大きく拡大コピーして手作りしました。重りのガラスペレットもけっこうなお値段するので、トレーニング用のウェイトを買って中身を抜き出して使いました。テディベアのガワを作る作業は大したことなかったんですけど、なんせ3700グラムと3500グラムの重りなので胴体だけではとても足りず、手足にも詰められるだけ重りをつめて、やっと出生体重にギリギリ届くという有り様で、カッチカチのベアが仕上がりました。

喜ばれるのかずっと不安でしたが、ベアを受け取って「重っ!」と笑っている両親×2の姿を見て、心から作って良かったと思いました。

出産した友人からも、「自分たちはいらないと思って(自分の結婚式の時は)やらなかったけど、自分に子供が産まれてみたらウェイトベアが欲しい気持ちわかる」と言ってもらえました。さすが夫、人間二周目。

 

  • フリーのテーブルラウンド

これは私たちが(主に私が)勝手にやったことです。

披露宴の終盤、なぜかアテンドさん(新郎新婦を誘導してくれる黒子みたいな人)が消失しまして、ただ座ってるのももったいないし、みんなと話したいな~と思って勝手に席を立ってテーブルの間をうろうろしてました。

友達からは「たくさん話せて良かった~!」と言ってもらって良かったのですが、式場の人からしたら迷惑な動きだと思いますので、やるならはじめからそういう時間とった方がいいと思います。フォトラウンドだと次次~って流されちゃうので、完全フリータイムみたいな形にするのがいいのかなと思いました。

 

  • リボンフラワーの手作り

フラワーサーブ用のお花をリボンで手作りしました。一卓に一輪、選んだゲストと一緒に卓上装花に挿してブーケを完成させる形式のフラワーサーブをしました。

おひらき後に装花をゲストに持って帰ってもらいましたが、「生花と違って形に残るから嬉しい」と言ってもらえました。

 

  • リボン署名

これが予想以上に良かったもの一位かもしれません。

受付横にリボンを用意して、ゲストに署名をしてもらいました。芳名帳は芳名帳で良かったんですけど、リボンなので書きにくい分それぞれの字のクセが出ていてとても素敵な仕上がりになりました。このリボンはキャンドルリレーの時に使ったトーチに結びました。

 

  • キャンドルリレー

ゲスト一人一人にキャンドルを用意して、私たちが各卓代表の一人に火を渡し、みんなで灯火をリレーしてもらいました。最後に私たちが願い事(夫は決意表明だった)を言ってお互いに火を灯し、幸せを封じ込める意味で全員で手元のキャンドルを吹き消す、というものでした。

みんながキャンドルを持っている光景もきれいだったんですけど、思い出の品としてキャンドルが残るのが良かったです。ゲストとお揃いっていうところと、ろうそくなら防災にも使えるので。実際台風21号で停電したときに夫の友人から「こんなところで結婚式のキャンドルが役立つとは思わなかった」と連絡をいただきました。笑(笑ではない)

 

反省点

  • 「出身地」の誤解

司会者さんの誤解です。

出身地=生まれた場所なのか、育った場所なのか、なぜ確認しなかったのか……

特に私の場合、生まれた土地で5歳まで過ごした後で今の実家がある場所に引っ越しているので、母が「心残り!」とにわかに憤慨していました。

司会者さんとの打ち合わせは、先に式を挙げた友人から「もっと司会者さんとちゃんと話せば良かった」という体験談を教えてもらっていたので、紙に書いて念入りに準備していったんですけど、それが裏目に出たような気がします。「これだけ資料があれば大丈夫」と思われたのか、なんとなく打ち合わせがあっさりしていたので……

ゼクシィはこういう体験談集めて「司会者さんに伝えることシート」みたいなの作ればいいと思います。

 

  • BGMのこだわり

音楽担当の人と趣味が合わなかったのか私の指定方法が悪かったのか、ちょこちょこBGMが違いました。フラワーサーブです! って司会者さんが言ってるのにいつまでもフラワーサーブの曲が流れなかったり……BGMの人の動きが常にワンテンポ以上遅かったので人の問題のような気もしますが、BGMにこだわるならもっと詳細な指示書を書けば良かったと思いました。(フェードアウトさせてでもBGMを切り替えてほしいとか、このタイミングで曲をスタートさせてほしいとか)

でもまあ私が気になっただけで、ゲストは楽しんでくれていたので良かったです。

 

 

反省点はいろいろありますが、「やるまではなんで結婚式なんかやらんといかんのやと思うけど、やったら『やって良かった』と思うよ」と友達が言ってくれた通りになりました。

全てが奇跡のような1日でした。

 

なんにせよ本当に面倒な客だったと思います。数々のお願いを聞いてくださったプランナーさんとお衣裳さんには頭が上がりません!

 

なんと式場は今年の末に閉館するということで、思い出の場所がなくなるのは寂しいですが、思い出のまま残るのもまあいいのかなと思います。

閉館を知ったのは式の一か月後だったんですが、形に残るタイプのものいろいろやっておいて良かったと思いました。逆にウエディングケーキとかはやらなかった。

 

お金の問題だとシビアですが、意義に関して開催を迷うんだったらやった方がいいと思います。それなりに楽しい。わたしはめっちゃ楽しかったし夫も楽しかったと言っていた。あと人の結婚式に出たくなります。誰か結婚式やって~