重たいカバン

仕事に行くためのカンフル剤の意味も込めて新しい日傘を買ったのに家を出たら小雨が降っていて、反射的に普通の雨傘を持ってきたため、普通の雨傘+いつも鞄に入れている折り畳み傘+新しい日傘の計三本の傘を持って出勤した。つらい。今なら傘がなくて困っている人になんの躊躇もなく傘を差し出すことができると思った。

 

そんな感じで、私はいつも余分な荷物を持ちすぎている、今日だって大したものは入れてないはずの通勤カバンが死ぬほど重いじゃん! と思って、文字通りカバンの中身をひっくり返して、必要だと思うものだけ入れ直してみました。そしたらまあ軽いこと軽いこと。カバン自体が重いからしょうがないよねとか言っててごめん、ググったら軽いのが売りのカバンのようでした。第一、軽装主義の母が就職祝いに買ってくれたカバンなのだから重いはずがないのだ……

カバンが軽くなったら気分も軽くなったような気がする。ごちゃごちゃの方が落ち着くんだーって自分に言い訳してたけど、必要なものをちゃんと選んだことで気持ちが整理されたのかもなあ。

 

必要なものだけとは言っても、職場では必要ない手帳やら筆箱やらノートやらは入れている。むしろ職場で必要なものは職場に全て揃っているタイプの職場なので、定期と財布を除いた残りほとんどの荷物がセルフケア用品である。リップクリームなどの化粧品とかは必需品だという人が多いと思うけど、私にとっては筆記用具も必需品である。調べたことのまとめでも頭の中のことでも、ノートに書き留めていると落ち着く。たぶんこれもそんなに少数派ではない気がする。

筆記用具に関しては、前はボールペンとノート一冊あればいいと思ってたんだけど、誕生日に夫がボールペンをプレゼントしてくれたので、ボールペンを丁寧に持ち歩くために筆箱に入れている。わりと小さめの筆箱だけど、筆箱にボールペン一本だけ入れるっていうことができない性格なので、結局いろいろペンを入れたりして筆箱はパンパンである。小さめの筆箱にしておいて本当に良かった。

 

筆記用具もね、楽しいこと忘れずに書いておきたい! ってメンタルならいいんだけどそうじゃないから、そうやって落ち着かせないと働いていられない職場状況だから、間接的には仕事に必要なものと言ってもいいのかもしれない!

 

こないだほんとに発作を起こして家で倒れちゃったので、セルフケアは本当に重要。出勤前と、仕事終わりがけがいつも危ない。薬を飲むのももちろんなんだけど、朝は好きな香りの紅茶を飲んで、お花と猫の世話をして家を出る。先生の話を聞いた感じ、慌てるのはやっぱり良くないらしい。仕事終わりは、詳細は書けないけど緊張する原因は分かっていて、でも根本的には解決できないことなので、その日上がったらやりたいことのメモを読み返して意識をそっちに向けることと、電車一本逃してもいいからちょっと化粧してから職場を出る。せっかくかわいくていい香りのチークを買ったので毎日使いたいなあと思って。

パニックの発作は、ずっとは続かない、いつか必ず終わるって思うことが重要だそうなのですが、パニックに限らず辛いことってわりとそうだと思うので、短期的にでも逃げ道を作っておくといいのかも。もちろん自分で終わらせるのもアリだ。解脱したい……